人生散脳日誌

散財ならぬ散脳。そう、日々のどーでもいいようなことをつらつらと書くブログです。でも、たまにはマジメなこともあるかも...

島倉千代子さん

先日、島倉千代子さんの遺作となった「からたちの小径」を聞く機会があったのですが、自分の死際をこんなに綺麗に表現できる人がいるんだと感動しました。


詳しいことは1度聞いてみればすぐわかるはずです。


島倉千代子さんは演歌歌手であることは知っていましたがそれ以外は何も知らなかったのですが、肝臓ガンや離婚、借金問題などの苦労を重ね



自己満足や金のためでなく借金を返さなければならない。そのために歌い続け、さらにはやむなく風俗的なことに手を出してまでして借金を返そうとした。ある意味人間の鏡のような人だったのでしょうか?さらに、この借金は保証人になったが故のものだったとか。



きっと、いまどきの芸能人にはそういう人は少ないのではないでしょうか?あくまで自己満足のためにやってるだけだと思います。



しかし、そんな苦労をしても、持ち前の優しさは絶えることはなかったとか。



1番ビックリしたのは、「人生いろいろ」という歌は島倉さんの持ち歌であったということ。



歌は知ってたし、人生いろいろというのは僕自身のモットーでもあるんです。



いろいろ、苦労することはある。でも、人生いろいろなんだから悩んでも仕方が無い。こう自分に言い聞かせる時の魔法の言葉です。



演歌というも下手なテクニックにとらわれて歌の良さかなにも表現できない人が多い中、島倉さんは歌の本質を丁寧に表現してきたんだなとここ数日彼女の歌を聴いて思いました。



演歌歌手で唯一、親しみを持てた島倉千代子さん。遅くなりしたが改めてお悔やみ申し上げます。